おしらせ
時事通信へコメント寄稿 !
2022年08月22日
弊社、代表取締役である中島 肇が時事通信へ『私の相場観』としてコメントを寄稿致しましたので、以下に掲載いたします。
【上値余地小さい=日東フィナンシャルグループ代表取締役・中島肇氏】
日経平均株価は当面、2万5000~3万円のレンジ内で推移し、上値余地は小さいと考える。
米個人消費の堅調さや、米企業業績が想定以上に悪化していないことなどが足元で確認され、これまで慎重だったヘッジファンドや商品投資顧問業者(CTA)などの海外短期筋を中心に買い戻しの動きが強まった。日米ともに株価指数は戻り歩調となっている。
ただ、こうした短期筋による買い戻しはそろそろ終了しそうだ。国内では、参院選後に安泰と捉えられた岸田政権は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題が新たな不確定要素となっている。政局の不安定さを嫌う海外勢にはネガティブに映り、株価の上値を重くする要因となろう。
一方、円安に伴い輸出関連企業を中心に1株当たり利益(EPS)が上昇し株価水準の底上げが期待できる。さらに、防衛・宇宙、エネルギーといったテーマ銘柄が相場の柱となりそうで、目先は森より木を見る展開が続きそうだ。