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3月10日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《大幅反発も懸念事項は相変わらずで注意が必要です。》
2022年03月10日
本日の日経平均は、25,690.40円 972.87円高と5営業日ぶりに反発して終えました。
昨日は物足りない動きであった日経平均が、うっぷんを晴らすかのように大幅上昇して終えました。
原油先物の下落や、ゼレンスキー大統領が和解案へ妥協を示すなど警戒感が和らいだことが、追い風となりました。
大幅上昇となったことは一つの安心感が広がるがこれが市場の状況が上向きとなったかに関しては慎重に判断するしかないと思われます。
ウクライナ情勢は決して好転したとは言えずそもそもインフレが進行していることは間違いなく、本日は欧州中央銀行の定例理事会、米CPIの発表と今後の金融政策の動き方を見極める重要な局面になるかと思われます。
本日の米国もCPIの数値次第で利上げが0.5bpとなる可能性もあり、指標発表に注目が集まりそうです。
記:宮本 直輝