3月30日 【NFG投資顧問・プロが提供するモーニングサマリー】《ウクライナ休戦へ前進で反発と新年度！日本は中露から逆制裁？》

おはようございます。昨晩のNYはダウが35,294.19㌦338.30㌦高。ナスが14,619.64㌽264.73㌽高。SP500が4,631.60㌽56.08㌽高。為替が122.86円近辺。オイルが106.47㌦。VIXが18.90。CME日経先物は現在28280円28円高近辺です。

ウクライナの休戦協定が前進したことから為替・株が一気にリスクオンとなりダウは大きく反発しました。アメリカ・欧州は落ち着きを見せる可能性が高く今後の進展に注目となります。但し休戦であり終戦とは違う事を認識しておかなければならないと考えます。今回の休戦協定で日本の相乗り外交が墓穴を掘る可能性が高く注意が必要であります。休戦後の対ロシアでの規制緩和でプラス作用が欧米は有るのですが日本に関してはロシアからの規制や対応が継続される可能性があります。即ち穀物や自動車にサハリンに逆に規制を掛けられると。岸田政権の中途半端な外交が更なる首を絞める可能性が高くなる。ロシアからの逆制裁と円安で更に景気後退懸念が出てきます。注意が必要と考えます。

マーケットは本日から実質新年度入りとなります。複雑に絡み合う海外情勢と海外・国内の経済・金融政策の動きを注意しながら見ていかないと大変な事になりそうです。個別も投信も内容を見極めて投資しないとパフォーマンスがかなり異なるかもしれませんのでご注意ください。

記：中島肇