5月31日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《方向性のない1日　金利動向に注目か》

本日の日経平均は、27,279.80円89.63円安と小幅に反落して取引を終えました。

昨夜、米国は休場。欧州市場が堅調で、寄付き下落スタートの日経平均も上昇に転じました。しかし、米国先物の弱い動きを横目に下落に転じると、アジア市場を支え要因にして小幅に下落して終えました。

前日のドイツの消費者物価指数は予想を超える結果で、金融引き締めが加速する懸念が広がり、米国からはFRBのウォーラー理事が利上げ幅は今後落ち着くという見方が増えてきた中、常に0.5ｐｔの選択肢はあり得るといった発言もあり、今後も金利の話題には注意が必要です。

今晩の米国株はバイデン大統領とパウエルFRB議長の会談も予定されており、注目が集まります。

今週末には米国5月消費者物価指数の発表も控えており、様子見ムードが広まる1週間になりそうです。

記：宮本　直輝