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6月8日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《強烈な円安でのプラスと強烈な円安でのマイナスの天秤!!》
2022年06月08日
本日もお疲れ様でした。本日の日経平均は強烈な円安でハイテクや防衛関連を中心に上昇し28,234.29円290.34円高。TOPIXが1,969.98㌽22.95㌽高。マザーズが679.22㌽17.80㌽高。為替が133.12円近辺でした。CMEダウ先物は現在33,098㌦82㌦安近辺です。
朝方からの強烈な円安でハイテク中心に大きく値を戻し、また政府の骨太や防衛費拡大へのコメントから防衛関連も大きく買われました。
しかし逆に円安での輸入コスト増となる内需・食品や燃料・エネルギー費用が嵩む事から関連銘柄は売られる銘柄も多くありました。
単なる円安ならば良いのですがウクライナ問題や中国のロックダウン明けから原油価格も上昇し始めている事や穀物価格も上昇している事から今後消費への不安が台頭し始める可能性が高くなる。
原油の補助金も終了し追加がなければリッター200円台へ突入する事となりエネルギー全般の上昇が全体の消費動向を抑え込む可能性が高くなる。
岸田政権がどの様な対策を取るか早急に対応しなければ新しい資本主義は開始出来なくなる。企業業績にも大きくマイナスとなり一旦大きく下落する局面が出る可能性があると考えます。
記:中島肇