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10月31日 【NFG投資顧問・プロが提供するモーニングサマリー】《米株はやはり強い!行き過ぎ修正相場開始か?日本は支持率低下で無理か??》
おはようございます。週末のNYはダウが32,861.80㌦828.52㌦高。ナスが11,102.45㌽309.75㌽高。SP500が3,901.06㌽93.76㌽高。為替が147.75円近辺。オイルが88.27㌦。VIXが25.75。CME日経先物は現在27,480円374円高です。
週末のNYは短期的な動きも織り込みつつあり、中長期での金融・経済政策の変化を捉え反発し始めています。行き過ぎの修正政策が効き始めておりグローバルでこれ以上の悪化がなければ基本的に年末に向けて上昇すると考えます。
ロシア・ウクライナ問題での進展がどうなるかですがロシアは軍事力の低下から資源・食料でのプレッシャーを今後も強めてくると思われますが、我慢比べもロシアの国内リスクも増加しているので年明けから一変の可能性も期待したいです。
アジアについては中国の新政権発足からリスク量が増加しておりグローバルでの資金アウトが著しくなってきています。本来はアジアエリアのリバランスから日本にと言いたいですが現状はアメリカの一人勝ちであり資金が集中しそうです。
一方で現岸田政権では支持率の低下からも分かる様に日本には海外からの資金が来てないし来ない可能性が高くなっています。グローバルアセットでアジアのウエート自体が減るならば中国もですが日本もキャッシュアウトになる可能性もあります。目先の対応しか出来ない事に加えて、中後期での成長性が読めない状況ではかなり難しいと思われます。政権のスピード感ゼロですのでどうにもなりません。
日経平均は、当面NYのコピーとアジアのキャッシュアウトとの天秤が継続。新たに日本独自の長期成長戦略がはっきりしないと高値更新は難しいと考えます。
記:中島肇