3月15日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《　日本株の弱さ目立つ　》

本日の日経平均は、27,229.48円7.44円高と小幅に反発して取引を終えました。

昨晩のNYは大幅上昇で流れを引き継ぎ買い先行で日経平均もスタート。しかし、戻り売りの圧力も強くマイナス転換する時間もありながら引け際にプラス圏に浮上しました。

大きな反発を見せた米国株に比べ、弱い日本経済を象徴するような値動きでした。

昨晩発表のCPIは無難な数値で一旦は市場の安心感に繋がりました。市場には利上げ停止の声も出てきていますが、ここで利上げ停止することは将来のインフレを再燃させる可能性も高く、非常に難しい状況にあると思います。

21、22日のFOMCでは0.25ｐｔの利上げが基本線で、以降のペースに注目が集まると思います。

今晩は小売売上高とPPIの発表があり、景気減速懸念の売りには警戒が必要です。

記：宮本　直輝