4月11日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《　堅調さも底入れとは言えないか　》

本日の日経平均は、27,923.37円289.71円高として取引を終えました。

昨晩のNYは雇用統計の好調さを受けて金利上昇を嫌気した売りが先行するも、米国経済の底堅さも意識され買戻しの動きになりました。

本日の東京市場は堅調。日本銀行の植田和男総裁が10日、記者会見でこれまで通りの方向性を改めて示したことにより、円安・ドル高が進み、日本株の買い戻しに繋がっています。

しかし、全体の市況感は改善されたとはいえず、日銀の動きを警戒していた分の瞬発的な反発と思います。

本日の米国株は様子見か。今晩は重要イベントがなく、明日のCPIを控え様子見姿勢が強まりそうです。

明日発表のCPIもコア指数の上昇が見込まれ、金利上昇要因になりそうで注意が必要です。

記：宮本　直輝