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6月26日 【NFG投資顧問・プロが提供するモーニングサマリー】《 グローバルでリスクオフか? 日本は最悪への一歩か?? 》
2023年06月26日
おはようございます。週末のNYはダウが33,727.43㌦219.28㌦安。ナスが13,492.52㌽138.09㌽安。SP500が4,348.33㌽33.56㌽安。為替が143.52円近辺。オイルが70.00㌦。VIXが13.44。CME日経先物が現在32,615円166円安近辺です。
週末のNYは、利上げ継続と企業業績の後退懸念などから二日連続して下落して終りました。また、ロシアでワグネルの反乱などもありウクライナも混沌としています。
もう一方で中国の景気後退懸念もあり全体的にリスクオフとなっています。米国の景気後退はインフレに対する金融政策での反動でありこれも当然ながら織り込んでの動きではあります。
しかし、行き過ぎた株価に対しては調整が当然入ります。また中国の景気後退は今に始まった事ではないので景気の悪化を他に転嫁しないか注意です。
さて国内ですが、内閣支持率の悪化と金融政策の不確実性に円安に対して介入など言うもあくまで小手先であり海外勢は織り込んでいます。根本的な金融政策の変更がない限り円キャリー含めて円安は継続します。後手後手政権の限界が近い感じがします。7月にYCCの修正があるかないかで大きく変わります。無ければ更なる円安から商品物価の上昇と実質賃金の低下に増税や社会保障増が待っている事から最悪になるかもです。設備投資は確かに増えていますが官製でありここも注意です。根本的な政策変更を求める催促相場になりそうです。
記:中島肇