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10月10日【NFG 投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《円安も反応薄?米CPI待ちも国内問題が頭を抑える??》
2024年10月10日
本日もお疲れ様でした。本日の東京市場は日経平均が39,380.89円102.93円高。TOPIXが2,712.67㌽5.43㌽高。グロース250が639.94㌽7.30㌽安。為替が149.18円近辺。CMEダウ先物が現在42,813㌦290㌦高近辺です。
本日の東京市場は、前日のNYの動きとは関係なく小動きに終始しました。本来ならば円安も進行しており、上昇してもいい動きでしたが反応薄でした。米国は足元も含めて堅調に推移しており、CPIの結果待ちも概ね織り込み、金利低下スピードの鈍化の期待も出てきています。
しかし日本に関しては、円安からの物価上昇に解散総選挙での結果が最悪の場合は、政策停滞からあらためて日本売りとなりかねず、注意が必要と考えます。
特に中東問題が拡大しており、原油価格上昇懸念もあり、余計に手を出しにくい状況になっています。仮に中東問題が激化した場合、原油価格が100㌦に迫るようなら、さらなる物価上昇圧力が、強烈に強まることが想定されます。再度インフレ懸念が台頭し始め、あらためて利上げ圧力が強まる可能性が出て来ます。
記:中島肇