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10月28日【NFG 投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《衆院選後の円安で日経は反応も実態は?問題は今後へ。》
2024年10月28日
本日もお疲れ様でした。本日の東京市場は日経平均が38,605.53円691.61円高。TOPIXが2,657.78㌽39.46㌽高。グロース250が609.88㌽20.58㌽高。為替が153.43円近辺。CMEダウ先物が現在42,471㌦357㌦高近辺です。
昨晩の衆院選の結果を受けて円安が進行し、153円半ばまで来ており、為替トレードでのハイテク高で、三指標が上昇して終わりました。これは、あくまでテクニカル的な動きであり、これから先々を読んでの動きではなさそうです。実態と乖離した動きは、必ず後に反動が来ますので注意です。
政治・予算の停滞や、円安放置状態から国民負担増に、輸出系企業の決算はプラスも、悪い円安から物価上昇が加速するようならば、いずれ大幅な利上げになる可能性が高くなります。
実態としての日本売りになった場合は、利上げから円キャリ―も解消となり、一気に円高へとなります。
前回の大幅下落以上の動きが想定されることから、政治・政策の推移が大きなポイントとなりますので、油断は許されない状態と考えます。
また、月末にかけて今週は、米国の雇用関係指標も出て来ますので、かなりボラの高い相場を想定します。
記:中島肇