4月23日【NFG 投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《ベッセント発言で米中摩擦緩和期待も、問題はこれから！！》

本日もお疲れ様でした。本日の東京市場は日経平均が34,868.63円648.03円高。TOPIXが2,584.32㌽52.20㌽高。グロース250が659.47㌽0.74㌽高。為替が141.76円近辺。CMEダウ先物が現在39,850㌦663㌦高近辺です。

本日の東京市場は、米国のベッセント財務長官が対中貿易についていずれ合意に至るとの発言などを受け、米国市場は大幅高、東京市場でもこの流れを受けて、全面高となりました。

トランプ大統領がパウエル議長に対し、あらためて利上げを求めたものの、解任しないとの発言も市場に安心感をもたらしたものと思われます。

ただ、ベッセント長官の発言は、投資家向けの非公開での会合での話であり、同長官は、数か月以内に米中間における何らかの緊張緩和を予測しているものの、最終的に合意に至るには相当の時間が必要との意見も述べており、一貫性のないトランプサイドだけに、米中貿易摩擦の不透明感は継続するものと考えます。

記：原田　和之