マーケット情報
2月15日 日経CNBC出演コメント
【本日の日経CNBC出演時のコメント】
先ずは、震災で被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。東北の震災から10年にして大きな余震が来ました。改めてコロナ禍でもあり心配であります。
マーケットは、コロナワクチンの接種開始からいよいよコロナ後の経済復興とそれまでの追加の経済対策への期待から海外も国内も高値を更新してきております。
アメリカに関しては、特にバイデン新大統領の新たな政策が色々と開始され二分した国内を纏める為に様々な政策を打って来ると思われ更なる期待が持たれます。確かに短期的に経済が止まっている所に大量の資金が流れ込んでコロナ過剰流動性相場となっていますがコロナ収束後の雇用回復に新たな政策やテーマに投資が再開するのなら大きな調整無く業績相場へ移行すると考えます。
国内の決算も一巡しつつあり、期初はコロナの影響が何処迄出るか不透明な状況からかなり低めの想定にてスタートした事もあり中間期を過ぎ海外での内需を中心に振興する政策やノンカーボンやホームワークなどの多様化から自動車や産業機械・半導体関連などが想定以上の増益となって来ております。しかし、最悪の想定からの修正であり実態としての成長は、来年度以降となると考えます。
国内については、オリンピックが開催されるかが注目でありますが、一部都心部の不動産市場は、再開発を含め新たな投資が活発化している事や新たな補正予算から内需(都市インフラの整備・防災減災や5Gなど通信インフラへの投資)投資が再開され活発化が想定されます。
ついては、日経平均もさらなる底上げ期待が年後半から出て来ると考え新年度については、30,000円を中心としたレンジに移行すると考えます。
《注目銘柄テーマ紹介》
震災による防災・都市開発関連からのテーマ・材料として改めて、防災減災への意識が高まると考えます。
❖防災システム・・・東芝(6502)・日清紡(3105)
❖災害検知センサー・・・明星電気(6709)
❖ブルーシート他に建築強化素材・・・萩原工業(7856)他
❖災害復旧・都市開発から建材リース関連・・・ジェコス(9991)・小野建(7414)・丸藤シート(8046)他
❖コロナワクチン接種関連
関西銘柄ですが、西尾レント(9699)・アズワン(7476)
先に西尾レントに関しては、施設全体のリースを好感されて上昇していました。また、アズワンに関しては、ワクチン接種関連医療機器の販売と冷凍庫やストレッチャーなどのリースをHPで特設コーナーを立ち上げています。
記:中島肇